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山梨県の政策の柱は、

ダイナミックやまなしプロジェクト

です。
これは、以前、山梨県の後藤知事との会談の際に
わかりやすくご説明いただき知ることができました。

この「ダイナミックやまなしプロジェクト」の中での、

「山村振興基本方針」
「過疎地域自立促進方針」
「やまなし森林・林業振興ビジョン」
「やまなし水政策ビジョン」

について、私が関わっている「南アルプスマウンテンバイク愛好会」の
活動で微力ながら、しかし着実に実現に向けて動けていると思っています。
それは全国のマウンテンバイクの活動団体にも当てはめることができる
と思います。

この「南アルプスマウンテンバイク愛好会」の活動では、

・使われなくなった山の中のむかし道を、歴史や生活文化を地元の方々から
ヒアリングしたり、勉強を重ねることで理詰めで探索し発見し、
それを地元に賛同いただき再生作業をしてマウンテンバイクで
利用させていただいています。

・また、それだけでなく、より地域のことを知ることで
貢献度の高い活動になるので、地域の様々な行事、例えば、
夜祭り、堰上げ、河川美化、敬老会等へ参加し、動ける労働力の
提供をさせていただいています。

・そして、それらの活動での地域の様々な年代の方々との自然な形での
コミュニケーションによる、都市農村交流や世代間交流が生まれています。
それによって影響を受けた地元の方々が元気になっています。

仕事が無いから若者が来ない、とよく言いますが、常に私の中ではそれは疑問です。
今の時代、完全に価値観が変わってしまっています。
仕事が全てでなくなっていて、ライフスタイル重視になっています。

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日本の山は昔は、
・炊事のための薪を採ってくる場所
・畑で作物を育てるための堆肥を作るための落ち葉や枯れ枝を採ってくる場所
・稼ぎ頭であった林業の場所
などなどでした。

つまり、山が無ければ地域の方々は生きていくことができなかったわけです。
昔は山は地域の方々にとって生命線だったわけです。

その山に入るための麓集落で管理されてきた山道を
使わせていただくわけなので感謝の気持ちになるわけです。
なので、マウンテンバイカーはできる範囲ではありますが、
地元のためになることをなるべくやりたいと思って活動に参加します。
その先に、マウンテンバイクの素晴らしい世界も待ってるしね、といった気持ちでしょうか。
もちろん全員がやる必要はありませんが、
少しでも多くのマウンテンバイカーがやることが
大事ではあると思います。

少し脱線しましたが、こんな理由からこの会の
マウンテンバイカーは活動をしているので、
継続して山梨県の中山間地域に関わらせていただいています。
ですので、日本全国の中山間地域の活性化が難しい中で、
継続しておもしろいことになっています。

過度な過疎高齢化が進んだ結果、
とても山の中の不法投棄の撤去は不可能な状態となっています。
昔は村人総出で山に入って清掃活動をしたそうですが今はやっていません。
しかし、山の中での活動が得意なマウンテンバイカーであれば
どんどん山へ谷へ入っていって冷蔵庫やバッテリーや洗濯機などを
担ぎ上げて運び出し、きれいにしてくれるのです。
その結果、私たちが関わらせていただいている山林からはゴミが非常に減りました。
あまり人が入らなくなった山に近年マウンテンバイカーが頻繁に入るようになり
監視員の役割にもなっているせいか、新たな不法投棄も止まりました。

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山の中のゴミはとても大きな問題だと思っています。
山梨に移り住んで感じたのが、けっこう道路沿いにゴミが多いことです。
このゴミをなんとかしないと富士山も世界自然遺産になれないんじゃないかと
1人で考えたりもしています。
とにかく私たちが関わらせていただいている山の、
奥山の道路沿いはゴミだらけです。
バッテリー、冷蔵庫、洗濯機、タイヤなどからどんな汚染物質が
沢や伏流水に流れ出しているかわかりません。
その水を飲んだり、田んぼや畑に使われるのです。
これでは山梨県の県政にある「やまなし水政策ビジョン」の
「天に選ばれし。名水の地。山梨。」の継続的な実現が
大変なのではないかと思います。
マウンテンバイカーに開放してくださるのであれば、
マウンテンバイカーが様々な地域から集まり、
定期的に清掃活動を行い、
山からどんどんゴミが減り安心して水を利用できる地域に
なるのではないかと思っています。

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マウンテンバイクは、一方的に、
山を壊す、自然破壊、などと思われがちです。
しかし、今日本には私たちのように一歩前に出て
活動するマウンテンバイカーが増えています。
マウンテンバイカーは登山をする人も多いので
とても自然が大好きな人達なのです。
これだけ努力しているマウンテンバイカーが
全国各地にいるのですが、少しかわいそうにも感じます。

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マウンテンバイカーが山に入りやすい環境を築くことで
マウンテンバイカーが山に様々なかたちで関わってくれて
おいしい水の環境も守れますし、
中山間地域の活性化にもつながり
山梨県の県政ビジョンの達成にもつながっていくと思っています。

本当の山林保護というのは、
一定のルール・マナーを守った上での利活用から始まるのです。

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