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今日は、日本の山林の複雑さについて書きます。

このようにマウンテンバイクを車に積んで、
日本中の山を走れるようになったらいいですよね。
しかし、日本の山は難しいのです。

企業経営でも、倫理観、正しいことをする、というのは
正義を振りかざすわけではなく全世界共通で普通に
求められることでもあり、優れた経営者ほどそう考えます。
でなければ持続可能な経営にならないからです。

それと同じように、マウンテンバイクで走る環境についても
倫理観、正しいかたちで、ということが必要になります。

そう考えたとき、というか当たり前のこと過ぎますが、
マウンテンバイクも人や社会に迷惑をかけないかたちで、
社会に受け入れられるかたちで、つまり社会に激しくない
マウンテンバイクもあることを、
節度あるマウンテンバイクがあることも理解していただき、
そして理解していただけるような様々な行動を起こすことが必要です。

それにはまずは日本の山林にはたくさんの方々が関わっています。
その方々とコミュニケーションを取るところからです。
・都道府県
・市町村
・麓集落
・林業
・狩猟者
・登山
・自然保護団体
・トレラン
などなど。
これらの関係する方々とコミュニケーションを取らないと
本当に何も始まらないのが日本の山林の現実です。
逆にコミュニケーションを取り始めると
そこには知らなかった面白い世界が存在しています。
いかにアウトドアスポーツというのが表面上のことだったか
というのが思い知らされることになります。
それと同時に知的好奇心が駆られます。

日本の山林でトレイルライドするには、
ちゃんとした関係づくりから、となります。

これは法的に善い悪いではなく、
モラル(倫理)になります。
人が嫌がることはしたくありませんよね。
なので、まずはコミュニケーションを取り、
お互いを知るところからです。
その先には必ず素晴らしい世界があります。

海外ライダーにはなかなか理解するのは難しいかもしれませんが、
「我が国はそういうことだ」と毅然とした態度でしっかり
説明できるライダーが育っていったら面白いなと思います。


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こんな高性能な機材を使って走るにも、
まずはちゃんとコミュニケーション。
つまり日本の最先端のマウンテンバイクは、
コミュニケーションなのかもしれません。

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こんなコーナーを走るにも、トレイルビルドするにも、
まずはコミュニケーション。
コミュニケーションを取り、できることをさせていただき、
次第に信用していただけるようになり、
トレイルビルドをさせていただくことができ、
肉体労働をしてトレイルが完成したり、
既存の山道を後ろ指さされず安心して走らせていただける。

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南アルプスマウンテンバイク愛好会には、地元の林業会社
南アルプス林業さんが無償でお手伝いくださいます。
また秋山林業さんもいつも私たちが維持管理している山道を
なるべく壊さないよう気遣いいただいて林業されています。
林業は非常に危険な業種にもかかわらず。
感謝しかありません。
これがリアルMTBだと思っています。

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林業は命がけです。


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南アルプス林業さんとの活動はとっても楽しいです。
いつも接することのない人たちと一緒の活動なので
勉強になります。

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林業、自然保護団体、登山ガイド、演劇など多種多様な方々と
関わるのが日本の山林山村です。
分野は違えど、地元の山を自分たちで良くしようという思いが
一緒の人たちでの親睦会。
お互いの意見を尊重し合うことが大事。
自分たちの意見ばかり主張することはしません。

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地元を知るには食から。
地元食材をいつも仕入れて自分で料理して食す。
これをしないと地元を理解するのは困難です。
特に田舎は農業を兼業している方が多いです。
その方々の生活の比重の何割かは農業なわけなので、
その成果物をいただくことで興味が湧き
農業の話を聞けるようになり、その大変さも理解できるようになってきます。
自分の主張の前に、まずは相手を理解しようとするところからです。

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すばらしい巨大な里山です。
可能性しか感じません。
日本の山林山村は保守的かもしれませんが、
非常に複雑な仕組みの上に成り立っているので
とてもマウンテンバイクを主張したところで
そう簡単にはいきません。
しかし、確立されつつある手法があります。
それを丁寧に実践していくことが肝要です。
当然長い年月は必要になります。
これは新たな山林山村のありかたを作る、
新たな日本を作ることにもなるのではないかと考えます。
なんでもかんでも規制すればいいというものではなく、
多様性を受け入れる寛容で自治できる社会というのが
求められているのではないかと思います。
マウンテンバイクはその先端を行く存在になれる
可能性を秘めています。

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