最近、多忙すぎてご無沙汰しておりました。

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最近少しずつですが、マウンテンバイクの専用コースが増えてきています。
しかも初心者初級者向けのコースです。
これで少しずつマウンテンバイク人口が増えて、
存在も認識してもらえるようになり、
社会的にマウンテンバイクの走行環境が整っていくのでは、と思われがちです。

しかし実際は、
専用コースでマウンテンバイクを覚えた初心者、初級者のうち何割かは、
いつも同じ専用コースを走ったりお金を払って走るだけだではなく、
比較的近くの一般の山道に走りに行きたくなると思います。
同じコースで突き詰めて走るのが好きな人もいれば、
自然の中で起伏や植生の変化などを感じて楽しむのが好きな人もいます。
登山も趣味としている人なんかはまさにそうです。
後者は一般の山道にマウンテンバイクで入っていくでしょう。


そうなると、
当然、以前のマウンテンバイクブームの時のように(私がマウンテンバイクを始めるだいぶ前)、
多くのマウンテンバイカーが一般の山道を利用するようになった場合、
他の利用者との問題が起きて走行禁止や走行自粛ということに
なっていく可能性が高いと考えています。
そうなると本当に一般の山道でマウンテンバイクに乗れない社会になってしまいます。

そうならないように、
今から一般の山道を正式にマウンテンバイクも利用できるような
良質な先行事例をなるべく多く作っていき、
簡単に禁止や自粛とならないような社会的立場を築いていく必要があります。
それも可能な限り早く多くです。

私が関わっている「南アルプスマウンテンバイク愛好会」では
一般の山道をマウンテンバイクで走ることが社会に受け入れられている状態を
少しずつ作ってきました。
そして今後さらに拡大していくと思います。

どのようにその社会環境を築いているかというと実にシンプルです。
地域で困っていること、やりたがらないことを積極的に
マウンテンバイカーが買って出て、
地域の役に立てる存在となり、同時にたくさんのコミュニケーションを
とることで結果として受け入れていただいています。
ゴミ拾い、お祭り、敬老会、山道の整備、地域についての発信、
農作業、獣害について考えるなどなど、様々なことをやらせていただき、
若い体力のあるマウンテンバイカーが地域にとって
必要な存在、助かる存在と少しずつなってきました。

特に先日の台風21号、24号で関わっている山の数本の登山道に合計200本以上の
倒木、しかも危険木が発生しました。
当時倒木撤去できる人たちは各地の復旧作業等で動けず、
登山道は長期間危ない状態になっていました。
それを私たちマウンテンバイカーはすぐに人数が集まるので
複数隊に分け1日で登山道の状況を調査し、
市役所や他団体と連携し、
約2ヶ月でほぼ全ての危険木を撤去完了しました。
もちろん「南アルプスマウンテンバイク愛好会」のメンバーには
伐木講習受講者、野外救急有資格者などが複数名在籍しているので
安全最優先で対応ができます。
また日頃から自分たちの管理下の山で山道整備をしているため
どういった状態が危険かが全てわかります。
つまり、パトロールから整備まで全て対応できてしまうのです。
ただし自分たちでは対応できない大変危険な倒木については
地元の南アルプス林業さんにも無償でご協力いただいています。
こういった万全の体制で常日頃から活動しているため
緊急時にも即座に対応ができます。

このように必要な存在となることで
地域に受け入れていただくことができ
活動させていただいております。

こういった良質な先行事例が少しずつ増えていくことで、
徐々に社会的にマウンテンバイカーという存在がいい意味で受け入れられていき、
マウンテンバイカーが山道を走行できる社会になっていくのではないかと考えています。
もちろん、ただ走行するのではなく、
何かしらのしっかりとした仕組みにより、
ルールを守らなければならないようにした上で、です。
その何かしらの仕組み、というところは
まだ私の中では具体的な答えは出ていません。

以上のように、
健全なマウンテンバイク文化を築くには、
一般の山道でのルール・マナーを守るためのしっかりした枠組みを
作ること、地域社会と連携した先行事例が必要だと思います。

そのために私は引き続き尽力してまいりたいと思いますので
応援よろしくお願いいたします。